二の谷山、名前は知っていた。
近くの山にも何度も登っているが、6おおm余りのこの低山へはなかなか足が向かなかった。
天気が下り坂という予報に、東へ行けば丹波よりも雨の降りだしが遅いだろう、と舞鶴道を東へ向かう。
小浜インターで下り、上中を過ぎ、熊川宿を通り、水坂(みさか)トンネルの手前で旧の水坂峠へと向かう。
この道沿いにあるリサイクルセンターの近くに車を置いて
武奈ヶ嶽へ登ったのは6年前である。
6年前に車を置いたところからさらに進んでいくと登山口がある。
峠には、北の武奈ヶ嶽と南の二の谷山への登山口がある。
登山届の用紙も置いてある。
6年前には武奈ヶ嶽からここまで歩かずに途中で下りている。
「ほんまは、ここまで歩いてこないとあかんかったんやね。」
福井ナンバーの車が1台、路肩に停めてある。
その前に車を停め、準備をして出発する。
巡視路マークのある登山道を歩く。
すぐに鉄塔に出る。
展望が開け、北に武奈ヶ嶽がどっしりと座っている。
鉄塔から10分ほど歩くと、先を行く父たぬきが
「おー!」と歓声を上げる。
満開のシャクナゲが私たちを待っていてくれたのだ。
シャクナゲがあるということは、いくつかのレポートに書いてあった。
シャクナゲは咲かない年もあるので、今年は表年か。
武奈ヶ嶽をバックに咲くシャクナゲもいいね。
もう終わりかなぁ、と思っていると次々に花が現れる。
狭くて急な尾根を登っていきながら、目は斜面に咲くシャクナゲばかり。
「岩屋山のシャクナゲもこんなところに咲いていたねぇ。」
またまた父たぬきが歓声を上げる。
「向うの斜面!」
急な斜面に張り付くように咲くシャクナゲ。
多紀アルプスの御嶽の北斜面のようだ。
あれあれ!あれ見て!
隣の尾根はピンク一色になっている。
尾根の下から上までシャクナゲで覆われている。
木々に遮られて、すべてを写真に写せないのが残念!
シャクナゲがあるとは知っていたが、これほどまでだったとは!
シャクナゲに見とれていると、いつの間にか広い尾根に出る。
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続きます(^^)/