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緑滴る扇の山

2013年6月18日 05:53
雨のやんだ日曜日、晴天を期待して扇の山へ向かう。
豊岡道路が氷ノ山インターまで延伸し以前よりも早く行けるようになった。

海上からの林道沿いにはヤマボウシが真っ白な花を咲かせている。
トリアシショウマも多い。

上山高原を抜け、河合谷登山口に向かう。
小ズッコ登山口にはまだ車がとまっていない。

その先の県境手前の小広いところでは、いつものように無線の移動運用中。
声をかけたかったが、交信中なので会釈だけして通り過ぎる。

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河合谷登山口にも車はとまっていない。
一番乗りのようだ。
カッコウの声が迎えてくれる。

準備をして出発する。
以前はなかった山陰ジオパークの立派な看板が立っている。

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エンレイソウは花の時期を終え実をつけている。

あちこちにギンリョウソウが顔を出している。
前日の雨を喜んでいるかのようだ。

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登山道のすぐ右は畑になっているが小さな池もあって蛙の声がにぎやか。
覗いてみると白い卵塊が木にたくさんぶら下がっている。
この声はモリアオガエルの鳴き声やったのか。

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ガスが出てきた。
扇の山に来たときはこんな天気が多いなあ。

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小ズッコ小屋からの道と合流し、しばらく歩くと大石コースと合流する。
大きな杉の木のあるところだ。
標識も新しくなり、ハングル文字や英語の案内もある。
「ぶな回廊」の青い看板も付けられている。

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まさにブナの回廊。
いつ歩いてもほんまに癒されるところだ。

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大ズッコの登りにはホウチャクソウが咲き、サンカヨウの緑の実が揺れている。

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大ズッコの南斜面は若い元気なブナが多く、ずっと以前、ここのブナの純林はすばらしいとOAPさんが言われたことがある。

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大ズッコを下った鞍部はいつもドロドロで歩きにくいが、木を置いて歩きやすくしてある。

頭上は晴れているのに周りはガスっている。
鳥取側の展望所からは真っ白な霧が見えるだけで鳥取市街や湖山池はおろか近くの山さえも見えない。

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山頂近くにマムシグサが並んで咲いている。
「まむし三兄弟」と名付けてみる(^^)

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「門の木」(勝手に名づけている)をくぐると山頂。
一番乗りのようだ。

すぐに避難小屋の二階に上がって荷物を下ろす。
やはり氷ノ山は雲の中。

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避難小屋には小さなチョウチョgたくさん入っていたので、窓を開けて外に出してやる。

下から声が聞こえる。
10人ほどのグループが到着し、お弁当を広げている。

この後、家族連れなど数組が次々と山頂に到着。
にぎやかになってきた。

父たぬきは、自作の長いアンテナを出してきて144Mhzを聴いている。
富山市内からCQには応えたもののそのあとうまくつながらず・・・。

この後、木曽駒ケ岳、福井県美浜町の岳山の移動局と交信し、「自作アンテナはすぐれものや」と喜んでいた。

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避難小屋の前のブナの木にはたくさんの実。
今年は豊作のようだ。

1時間半ほど山頂で憩い、下山にかかる。
小屋から出るとにぎやかだった山頂も単独男性のみとなっていた。

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帰りに見つけたギンリョウソウ三兄弟(^^)

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先に下山された家族連れ(小1年と小4年のお子さんも一緒)を追い抜き、ご夫婦連れに追いついたころ、3歳半のお子さんを連れたご夫婦が登ってこられる。
3歳とは思えないしっかりした足取りで登っている。

鳥取から来られた若いお父さんとしばらくお話をする。

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大ズッコを下るとガスが出てきた。
そのおかげで、朝来た時よりも涼しい。

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登りも下りものんびりと歩いたが、山頂から1時間ほどで登山口に到着。
山陰ジオパークの地図を写しておく。

車に戻ると、来た時と同じように、カッコウがお帰りというように啼いている。

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上山高原にも数台の車がとまっている。
朝、県境近くで無線運用をされていた方はこちらに移動しておられる。
たくさんの交信ができただろうか。

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ガスが晴れ、岩美町の海が見える。

花や展望はあまりなかったが、扇の山はほんまにいいねえ。