寺跡に少し心を残しつつ、先へと歩く。
尾根はしばらくは岩場が多く、踏み跡を探しながら歩く。
ようやく傾斜も緩み、P529mに出る。
P529からは気持ちのいい尾根道。
コバノミツバツツジが咲く。
ドウダンツツジの木も出てきた。
大海山~篠が峰~岩屋山を歩いた時にも真っ赤に紅葉したドウダンツツジに目を奪われた。
東側に展望が開けたところから、多紀連山の御嶽が遠くに見える。
ポコンと飛び出た高見城山、大きな山塊は高釣瓶。
薄雲が少し増えてきた。
Ca620への尾根で東側に黄色いものがあるなあ、と気になっていたのだが、なんとヒカゲツツジが咲いてるではないか。
Ca620からは岩屋山の方へは行かずに、Ca620の南を巻いてP519からP560への尾根を歩く。
こちらの西斜面にはたくさんのヒカゲツツジが咲いている。
白山から古天神を歩いた時にもたくさんのヒカゲツツジが咲いていた。
先日歩いた大井戸山の周辺にも少しあった。
篠が峰山域でもヒカゲツツジはあるのだ。
ヒカゲツツジ越しの千ヶ峰。
西の展望がいい。
ヒカゲツツジ、コバノミツバツツジに混じって、ピンクのツツジが見える。
コバノミツバとは明らかに色が違う。
「アケボノツツジやね!」
竜ヶ岳にもあるというので、ここにあってもおかしくはない。
真下に行って写真を撮りたいが下の方なので見るだけ。
笠形山のアケボノツツジもそろそろ咲く頃かな。
尾根は岩が多くなる。
やまあそさんは、10年以上前にこの尾根を篠ヶ峰からマウンテンバイクで下ったというが、乗れたのだろうか。
「覚えてないわぁ。」
すでに忘却の彼方にいってしまったらしい。
尾根の東側にはネットが張り巡らされ、松茸山入山禁止の立派な標識がぶら下がっている。
老松や枯れた松が多い今ではあまり生えないのではないだろうか。
行く手に尖ったピークが見える。
560mの三角点峰だ。
まだ遠いねえ。
P519でお昼にすることに。
尾根から少し西の陽だまりで休む。
南に雌岡山、雄岡山、そして淡路島が霞んでいる。
・・・・・・・・・
続きます。