やまあそさんが、篠山市と三田市境にある天王峠から火打ヶ嶽へ歩くというので、我々も同行することになった。
8時半、小枕にある春日神社であ落ち合う。
やまあそさんは、地区の副区長さんに駐車の許可をとっている。
やまあそ車で母子へ行く。
母子小学校を過ぎ、お茶畑や田んぼの広がる道路わきに車を停める。
地元の方が原付で通りかかられたので、早速やまあそさんは取材。
今90歳になるくらいの人は、天王峠から小多田に抜ける道を通って、自動車学校に通っていたという。
道路わきには、「妙見」「篠山」と読みとれる道標もあったので、昔は母子から篠山へ抜ける主要道だったのかもしれなし。
峠への道沿いには茶畑が広がり、すでにお茶の刈取りが始まっている。
20分ほどで天王峠に着く。
石仏が1体静かに佇んでいる。
石仏は弘法大師とのこと。
前日は矢問さんご夫妻がここを歩いておられる。
お大師さんも急に賑やかになって驚いておられることだろう。
天王峠を篠山側に下ると、小枕ではなく小多田におりるそうなので、やまあそさんがその道は火打ケ嶽への尾根と合流するはず、と言う。
市界尾根をしばらく歩き火打ヶ嶽への尾根に取りつきをさがす。
わかりにくいが、「ここらへんのはず。」とやまあそさんが笹の間に切り開きを見つける。
市界尾根はよい道が続いている。
取りつきは藪っぽいがすぐに快適な尾根道となる。
そろそろ峠からの道と合流するはず、と話していると、峠からの道が尾根を横切っている。
やまあそさんは、その道をちょっと調べてくると小多田方面へ探索に。
その辺りにはおびただしい数の空き缶が捨てられている。
火打ヶ嶽へ続く道は快適、かいてき!
最近伐られたのか、伐られたばかりの木が残っている。
父たぬきは、その木が気になるようだ。
尾根から西に行ったところに虚空蔵山という山があり、そこには祠や鳥居もあるという。
細いが昔はよく歩かれただろうと思われる道が残っているのでたどっていくと・・・
小さな広場と石の鳥居が目に入る。
鳥居には昭和九年と彫られている。
西からは広い参道も上がってきている。
石段を上がると、岩をご神体にした小さな祠がある。
「大きな岩やなあ!」
岩の横から虚空蔵山の頂上へ登り、そこで休憩。
コバノミツバツツジが咲き始めていた。
・・・・・
続きます。