9:00
譲葉山をあとに中央分水界尾根を向山へ向かって歩く。
初めて歩いた時に比べ整備され歩きやすい。
藪っぽいところがなくなっている。
9:10
大谷坂という初めて見る名称の鞍部から登り返すと、すぐに権現山(541.4m)に着く。
私のレポートでは「岩尾」と呼んでいたところだ。
三等三角点の周りは木が伐採され、すっかり様変わりしてる。
尾根には、懐かしい大柿さんの赤布が揺れる。
それにしても暖かい。
歩いていると暑いほどだ。
黄砂と花粉とPM2.5が飛んでいるらしい。
木々の間から見える三尾山も霞んでいる。
9:40
梅堺(うめのきょう)と呼ばれるピークには、新しい四等三角点が設置されている。
以前は木々に囲まれた暗いピークだったが、ここも木が伐られて明るいピークになっている。
ひと休みして、向山連山へと急ぐ。
10:05
野村坂を過ぎ、登り返すと向山連山の尾根に出る。
ここから分水界と分れ、歩き慣れた道を清水山へと向かう。
ヤシャブシ越しに黄砂で霞んだ向山連山。
10:25
清水山山頂
霞んでいる。
ヒカゲツツジの蕾もまだまだ小さい。
あと1か月もすれば、薄卵色の花を咲かせることだろう。
清水山から南の尾根を下る。
20年ほど前に登ったことがあるあ、下りるのは初めてである。
昨秋、父たぬきは八幡さんから登っている。
直下は急斜面で岩も多い。
下りやすいところをさがしながら下りていく。
何とか尾根に乗る。
途中にロープがかけてあるところが2か所。
以前は茨の多かったところも歩きやすくなっている。
高校の野球部だろうか。
下りていくほどに、声が大きくなる。
11:10
高八山を越え四等三角点(点名藤の目 243.3m)へ。
ここも切り開かれている。
切り株には、権現山や梅堺と同じように、〇に八の印が。
伐採した業者の印だろうか。
藤の目から南へ尾根を下らないといけないのに、途中で南西に伸びる尾根に乗ってしまう。
下りたところは堰堤のすぐそばで、道路を歩いていくと、八幡さんへの車道だった。
あがったところには茅葺の家がある。
こんな家があったなんて!
11:25
八幡さんの裏手から境内へ入る。
焚火の煙が漂い、親子連れなど参拝者が数組。
2月の厄神さんには人が多くてお詣りしなかったので、ゆっくりと手を合わせてお詣りする。
石段を下りると、月に一回のマーケットの日なのか屋台が並ぶ。
駐車地近くから清水山を眺める。
「反射板の下は急やったねえ。」
4時間の急ぎ足の山行だったが、丹波の早春を感じる山歩きだった。