「石麻呂(いしまろ)に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻(むなぎ)とり食(め)せ」
万葉集にある大伴家持が痩せた石麻呂さんに贈った歌です。
「痩(や)す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻(むなぎ)を漁(と)ると 河に流るな」
元気になってやろうと鰻をとるのはいいけど、川に流されるなよ、と続けて贈っています。
これにメロディーがついていて、高校時代に歌ったことがあり、夏バテには鰻を食べたらいいのか、と思いながら歌っていました。
今日は土用の丑の日。
平賀源内が始めたという説が一般的ですが、そのおかげで?、夏のこの時期にはウナギの需要が高まります。
ここ2,3年、お値段が高くなってきましたので、なかなか口に入らなくなってきました。
鰻以外に、土用のはらわたもちもあります。
子どもの頃に、大きなあんころ餅を作ってもらった記憶があります。
ともあれ、好き嫌いなくなんでも食べて、暑い夏を乗り越えましょ