丹波竜の化石が発見されてから
恐竜化石を活かしたまちづくりとして
さまざま人々の手によって

この丹波の絶景がある　
篠山川、川城渓谷、
上久下発電所跡などの景観は
急激に変わってきました

（川代を昔の川城で表記）


人々の手によって
いろんなものであふれてゆく景観

化石の発掘跡、それによる工事などで
流れる美しさを薄れさせてしまった
上久下発電所跡の周辺の景観

ある芸術家は丹波竜の発掘現場を見て、
上から掘るのではなく、横から堀って
上部の景観を岩盤を残すように
しなかったのだろうと

そしてまた、丹波市山南町阿草の
山南川城公園の
県道77号線沿いの篠山川上流にある

伊藤東涯の景勝の碑が建っている
この場所がこのような景観に
なってしまっていました






どのように変わってしまったのか
以前の2010年の写真をご覧ください






この美しい松は枯れたのでしょうか？

遊歩道整備のために
伐採されてしまったのでしょうか？

このベンチや遊歩道を
整備する必要はあったのでしょうか？

この景勝の状況をみて思い出しました

JR柏原駅の田艇吉像も
住民の声で新たに移転されましたが
像の下にある石畳などは移転されず

新たに移転された場所はいいですが
貧相になった印象を受けたこと


篠山川の川城渓谷は
丹波市山南町と篠山市大山下を結び

大山下は旧丹南町で
丹南町の町木は桜

篠山市大山下
県道77号線　篠山川
JR福知山線　第二橋梁　横の桜並木






下刈り、剪定などの
必要最低限の手入れが不充分で

桜などの美しい木々が
笹や蔓で覆われている状況

それでも桜が咲けば物悲しい様子の
景観も一気に華やいでいました

第二橋梁の桜並木も
このままでは枯れ果てるでしょう

美しい樹形を魅せる
優れた感性で手入れをしなければ

ここは丹波の絶景再生の顔となる
最重要絶景箇所の一つです


次の二枚は
第二橋梁から第一橋梁へ流れる
桜並木です
こちらも手入れがまだ不充分






桜はまだなんとか咲いています
笹や蔓などを丁寧に取り除いて
下に広がる絶景も
眺められるようにしなければ






絶景箇所である、第一橋梁の付近と
篠山清掃センター　（川代橋）　付近の
桜や木々も下刈や剪定が不充分

丁寧な下刈と最低限の剪定で
美しい樹形の枝葉を
できるかぎり壊さないように

ただ刈るだけの乱雑な
下刈や剪定ではだめです

美しい流れを魅せる感性で
列車が走る眺めを取り戻す






県道77号線
大山川と篠山川が合流する
伊出屋橋から上流を眺める桜も
こちらも絶景箇所ですが

大山川の中もゴミや荒れが
目立ってきていました






景勝の碑にあった写真の松は
山南町の町木であり

松と桜の美しい景観を誇る町として
山南中学校はおそらく
丹波一の美しい校庭です

篠山川の川城渓谷は美しい水と、
先人達が守ってきた
松や桜や木々が流れる
美しい景観を誇れるはずでした

それに相応しい景観として魅せるよう
先人達が守ってきた
松や桜だったはずです

上久下発電所跡の正面の
顔となる大きな桜も
以前から指摘していますが

腐って折れた剥きだしの幹が
そのままの状態で
まだ放置されています

枝葉も必要最低限の手入れが
できていません


美しい松があった景勝の碑の
景観を壊すことよりも

あらゆるもので美しい景観を
変えてしまうことよりも

丹波の絶景にある松や桜や木々達を
一番に大切に守るべきです


丹波市山南町上滝
県道77号線　元気村かみくげ　入口
松孝興業　資材置き場　横の
空き地の美しい桜

こちらも桜の下刈が不充分でした






篠山市大山下の
篠山の川城公園の桜

こちらも公園周辺の下刈が不充分






丹波では観光協会などで
観光などをPRするために
看板などを増やしておられますが

看板やのぼりなどが乱立する
もので溢れて逆に
乱れが目立ってしまう

美しい流れを損なっている
景観が増えてきています

特に観光協会は優れた感性で
住民のお手本になる存在でなければ

丹波の観光案内板は、
名所の写真を貼り付けた
簡易なものが増えつつあります

手書きのあたたかさのある案内板が
丹波の肌に合うぬくもりです


篠山市西古佐の
丹波並木道中央公園も入口に

公園のある場所を目立たせる
ためだと思いますが
大きな名称の看板が掲げらていましたが

景観の流れの中で
乱れを感じないでしょうか

美しい丹波の流れを
打ち消さないようにするために

乱れを感じさせる看板やのぼりや
あらゆるものなどで
あふれさせるよりも

まず美しい景観の流れを
くみ取れる感性を持って
しっかり守ることが先決です






眺望のすばらしい絶景箇所や
守るべき美しい景観はどこなのか？
どういうものなのか？

美しい樹形を魅せる
木々に森に包まれた丹波の流れが
看板であり、のぼりとなる存在
私達の誇りとする風景

美しい風景を一つ、一つ、
丹念に積み重ねる絶景再生を

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