息子たち。
今日は一番苦手な夏休みの宿題「読書感想文」の下書きをどうにか書き上げました。
タロはこの前、挿画を手がけた束芋さんから直接いただいた(というのがタロの自慢)「まずいスープ」をまた読み直して、この本の中の「どんぶり」というお話で読書感想文を書いていました。
束芋のタコの画も、戌井さんのお話も大好きなので、飽きずに何回も繰り返し読んでいる本です。
このお話で読書感想文を書く。
下書きとはいえ、小学生なりの真面目な感想がかなり面白い。。
「まずいスープ、どんぶり」を読んで 近藤太呂
ぼくは「まずいスープ」の中の「どんぶり」を読みました。
著者の戌井昭人さんと1回会った事もあるし、小説的にもすごく面白いし、戌井さんがやっているパフォーマンス集団の「鉄割アルバトロスケット」というのもすごく面白いなどがぼくがこの本を選んだ理由です。
この「どんぶり」には主人公の男とその男の彼女と、マッサージ屋のミンさんなどの登場人物が出てきます。
男は働いているが貧乏、その彼女は働いていて男にもっといい仕事に就職してほしがっています。天丼好き。
マッサージ屋のミンさんは、外国人の女の人でちょっとサギっぽい人です。
「人生は冗談みたいなもんだ。」
このセリフにぼくは「そうかなぁ?」と思いました。人生は自分で選び作っていくものだとぼくは思っていたし、冗談みたいだったら何事にも真剣になれないと思ったからです。
男はやらないと決めていた競輪を、競輪場を見ていたらだんだん甘く考え始めて1レースだけならいいやと思ってやってしまいます。やったら当たって良い結果だったけど、ぼくはだめなことだと思います。なぜなら、自分で決めた約束だし、そもそも立ち止まって競輪場を見つめる自体だめだなぁと思います。
男は競輪で当たって500円が309600円になりました。ぼくはテレビで競輪の番組を見た時、1レースの最後に必ず何番何円と出てくるので、何のお金だろうと思っていました。この小説で少し頭が良くなったと思います。
さらにその男は、また悪い事をしました。仕事の何十倍もある309600円を手にしたので、やる気が無くなり仕事をさぼったのでした。ぼくもたまにさぼりたくなってさぼってしまう事もあるけれど、やっぱりさぼった後は何か嫌な気分になってしまいます。
さらに男は、また悪い事をします。彼女に競輪をしたことがばれないようにするために会社の仕事でたくさん給料が出たとうそをつきます。これも2人の信頼をうらぎる悪い事だと思います。しかも、手元には10万円ほどのお金があるのに「5万円」と、さらに上をつきます。
あと、男は309600円のうち190000円で洗濯機と掃除機を買ったのでした。9600円はマッサージ屋でマッサージをしていたのでした。マッサージ屋では、普通のマッサージで8000円、スペシャルで10000円プラスでした。ミンさんは外国人で「けっこうです。」を「けっこん」と聞き間違えたりして、スペシャルを頼ませたのでした。
洗濯機などは買ったものだとばれないように、賞で当たったという事にして家に送りました。
その後、男は天丼を頼んでゆっくり食べ、彼女はさっさと食べて走りにいったのでした。
---つづく---