先日、ジャージー牛のしばちゃんが、
婦木農場から居なくなってしまいました。
廃用です。
先々週の、よしお君の分娩後から、
体調が劇的に悪化し、手術も行いましたが、
胃腸が働かない状態が続いていました。
日に日に衰弱し、回復の見込みが薄くなってしまったので、
やむなく屠場(家畜を屠るところ)に出しました。
静岡の牧場で研修していたころに産まれ、
まるちゃんと一緒に、軽トラで連れて帰ってきた、
愛着のある奴だったので、残念でなりません。
詳しい原因はよくわかっていませんが、
分娩前後の、私の観察不足、管理不足と言えます。
本当に申し訳ないことをしました。
お世話になっていた牧場の親方に連絡すると、
「俺も何頭殺したか、数えきれないさ!」
「牛飼いっていうのは、
自分で飼育して、様々な病気を経験して、
何頭か殺すして、やっと覚えるものなんだ」
との、励ましの言葉をいただきました。
しばちゃんの死を教訓に、
もう一度勉強し直し、毎日牛をよく観察し、
考えて対応していきたいと思います。
しばちゃん、ありがと。
わたし、がんばる。