１月１９日（日）　９：３０　～　１２：００頃　　　

石生駅前うらら　►　山南町金屋　►　篠山市東古佐　►　石生駅前うらら

現在お住まいになっているＯＢさまのご協力を得て、由良工務店改めＫＯＴＯＳの家をご覧いただきます。

実際に暮らされている方の貴重なご意見もさること、実はバスの中での「ＫＯＴＯＳ的家づくりのポイント」では、ＫＯＴＯＳの取り組みや設計コンセプト、家づくりよもやま話など非常に（多少は？）有用な情報をご提供することになるでしょう。

小さなバスです。席に限りがあります。この機会に是非参加されてはいかがですか？

ご予約ください。

さて、話はその前に訪ねた「菊正宗」の酒造資料館。ここに入るまでは気にすることもなかったのですが、実は私の父は中学を卒業すると、母子家庭の生計をしょって灘の造り酒屋に奉公に出ておりました。

ふと見ると、杜氏さんや職人さんが寝泊まりしていた部屋のモノクロの古写真。亡き父が一家の生活を支えるために凍える朝も酒造りに励んでいた様子をこの写真が語りかけてくるようで、胸が熱くなりました。父はその後、蔵元に出入りする電気屋さんに興味を持ち電気屋になろうとします。ところが故郷の丹波に電気屋の知人がなかったこともあって、仕方なく大工の棟梁の下で修業をするようになったと父から寝物語に聞いたことがあります。

これがＫＯＴＯＳの出自なわけですが、それを今日、商売繁盛を願って初めて訪ねたえべっさんで再度思い出したのはなんとも不思議な気がします。父に恥ずかしくないようやってかないと・・・。

そしてはじめまして、ＫＯＴＯＳ　です。

「えっ？由良工務店の名前変わったの？」と言ってくださるみなさんに、心より感謝申し上げます。

今年も無事に年末の行事を一通り終えて待望の休暇に滑り込みました。（写真は餅つき大会です）

「やっと・・・」と、安堵のため息が漏れるこの日、静かになった事務所でパソコンのキーを叩いてます。

皆さんはどんな一年でしたか？

消費税率８％導入を巡るすったもんだした住宅業界。「ええやん、忙しいのは！」と言われてしまうと返す言葉もありませんが、忙しいのもほどほどにしておかなければ、疲労とストレスは確実に健康を蝕んでいくでしょう。

日頃、顧客に最高の仕事を提供しようとしても、はたして心身のコンディションが不十分で最高の仕事になるのか？を考えない日はありません。

健全な仕事はやはり健全な精神から生まれるものです。

そして、いい仕事は「ゆとり」ある気持ちから想像されるはずです。私たちは働き方を考えました。

時間的、経済的、気持ち的余裕のある働き方。それはひたすらに利益を追及することとも、合理性を磨くこととも別のベクトルの「暮らし方」と言えます。

そうです。暮らし方。。

これからの由良工務店は暮らし方について、あんなコト、こんなコトを提案する会社でありたいと。

先ず手始めに社名を新しくすることになりました。工務店にとらわれないで、とはいえ由良工務店らしく、丹波で魅力的な暮らし方をデザインできればどんなに素晴らしいか！

・・・というコトを念頭に２０１４年は新社名でスタートします。

新年最初のブログで公表しますが、それまではのんびりと年末を楽しみつつお待ちください。

一年間お世話になりました。来年からバージョンアップした由良工務店をよろしくお願いします。

製材という業態から住宅建築事業に見事に転換されていて、尚その後も意欲的に進化を図ってあれやこれやと試行錯誤の工務店だ。

それにしても今年というのは、いろんな地域で活躍中の工務店を見学させてもらった一年だ。

東は千葉、東京。北は富山。南は福岡とそれはもうキラ星のような工務店、住宅会社を目の当たりにし、社長さん、スタッフの皆さんの熱い思いに触れては時に自己嫌悪に陥り、また時には勇気リンリンと奮い立たされる旅だった。

地肌で感じるいい工務店とは？率直に言って社長さん自らが見学希望者をアテンドしてくれる。規模の大小に違いはあるが、どんなに忙しくとも社長がきちっと経営理念なり、経営戦略なりを語ってくれる熱い情熱みたいなものがきっとその会社のエネルギーなんだろう。

私はホント、この一年で得たエネルギーやパッションは過去の何年に遡っても大きいと思う。

それは必ずいつか目に見えるカタチや行動、あるいは家造りとなって丹波の地上に築かれると思う。

きっとそうでないとこの仕事をやってきた意味がないんじゃないか？なんてことさえ思わされる旅なのだ。

・・・といいつつ、撮ってきた写真は勉強会の後の忘年会の料理だったりして・・。各工務店持ち寄りの地元の美味い食材の数々♪

あー、こんなこと言うとここまでの真面目な展開が台無しじゃないかと思いつつ。ごちそうさん。

晴れても雨でも、寒くとも暑くとも、さわやかな目覚めでも、眠れない夜を送ろうとも。

今週は美容室兼住宅≪ＳＯＲＡさんという≫のオープンがあり、完成住宅の見学会がある。

１２月の木枯らしが吹く寒い朝に二つのイベントは厳かに、慎ましやかに行われる。

家づくりはそれはもう一大事業だ。自分の人生の半分くらいは関わってくる大きな選択であり決断である。

まかり間違っても、しくじったと後悔したくないだろうが、とはいえ、まったく完全な、思い描いた通りの理想があるとは言い切れまい。

人生でもっとも高額な買い物であることもプレッシャーを重厚にする。家人の笑顔がなければこんな責任はご免こうむりたいものだ。

しかし一家は心に誓う。やり遂げようと。

もしも問題が現れようと笑顔でそれを超えて行こう。毎日朝が訪れるように。夜明け前が一番暗いんだと言い聞かせて・・・。家づくりはそんな冒険ストーリーなんだと・・・。

美容室オープンのＹさん、まもなくのＫさん、お世話になりました。。。ありがとうございます。。。

「親バカ」ならぬ「じじバカ」です。

先週末、私の初孫となる一燈（いつと）くんのお宮参りでした。

ご存じなかった方もあるでしょう。私は先々月から「じいさま」です。

ちなみにお宮参りの前日は私の４８歳の誕生日。

おめでたいイベント続きの週末だったんです。

これでも一応４８歳はまだまだ若いつもりで、「まさか俺が・・」なんて思ってました。

まかり間違っても「じいじ」とは呼ばせへんぞ・・とも。

ところがダメですね。私のｉＰｈｏｎｅの待ち

受け画面はいつとクンがどーん！

日に日にじいじ化が進んでいく１２月の始まりです。

こんなはずじゃなかったのになあ。。。

11月があっという間に過ぎていく気がします。日が暮れるのも、気温の低下も、山野の彩りも何もかも駆け足で冬に向かっていく毎日ですね。

さて、篠山でモックアップ模型を使ってのプラン提案でした。住吉台から多紀連峰の山々をリビングから眺める。一枚の山水画のような大開口部が魅力の終いの棲家。そんなプレゼンでした。

宝塚では人生のセカンドステージに篠山を選んだご夫婦へのヒアリング。二人並んで陶芸に没頭する日々。いいですねえ。セカンドライフについて自分も考えさせられるひとときでした。

くしくもこの二組のクライアントはリタイヤ後の人生に向けての計画でした。

私の十数年後の未来の予報図を思い浮かべてみましたが、そこに何の準備もないことに焦りを覚える今日。

自分は何をして、何を楽しみに暮らすのか？ダッチオーブンだけじゃないよな・・・。今からしっかり見つけていきたいです。

篠山から中町加美区、そして北上し丹波市市島町、日が暮れた福知山。

現場で作業するわけでもなく

また、現場で確認や打ち合わせなどがあるわけでもなく・・・

お施主様に会えれば会うが

だいたい平日の昼間に会うなんてめったにない。

いったい・・・？

それは現場の雰囲気の確認です。

雰囲気？

不思議な表現ですがそういうのが一番にしっくりとくる。

「家」はヒトの手によって現場で造られるものですからね。

・・なので、まず現場が整っていないといけない。

ゴミとか使い掛けの材料とか、あるいは金物や小道具などが乱雑にちらかっていまいか？

現場の人々がスムーズに正確にまた、安全に仕事できる環境ができてるか？

そしてケロリと明るく、うらうらと仲良く施工しているだろうか？

なんてことを見て回るのは私の面白い仕事の一つなんです。

例えば朝の缶コーヒー。誰かの「コーヒー飲みたくない？」がジャンケンの合図だ。このジャンケンに負けた者は一人でみんなのコーヒーを負担する。３～４人前ならまだいいが、７～８人前となるとがぜん本気度が違ってくる。ジャンケンで敗れた者の「う・ぎゃーっ！」という悲鳴は朝にはふさわしくないが、勝ったもの同士は「いただきまーす♪」と、いたって冷徹なのだ。

輪番制もそうだ。スタッフが月に一度二人一組となってまかない飯を作る「ゆら飯や」。これがけっこう面白い。現場監督が作る料理はは割と男っぽい骨太なメニュー。カレーとか丼とかなのに対して、設計スタッフが作るとカレーでも「夏野菜カレー」となり、俄然オシャレになってくる。例えば女性スタッフになるとおふくろの味的料理になるのである。

もう一つ、ご覧のブログもひとりひとり曜日が決まっている輪番制だ。基本、みんなで書こうよ！がルールだがどうしてもサボりがち。。。そこで、書き忘れたら罰金５００円という新ルールとなった。この貯金箱はバトンがわりにリレーされてくるのでけっこうリアルだ。幸いなことに今日現在、貯金箱はいまだ空っぽではあるが、いっぱいまで入れると３０万円になるというから恐ろしい。

これはきついジョークだけど、気まずくならない程度に厳しく、時に遊び心で日々シゴトできれば、それがみんなのルールなんだろう。

今日は市島町と篠山市で上棟です。空はどんよりと重く、日がな暗いモノトーンに染められていましたが、どっこい工事は順調です。

来春、三月ごろの完成目指してじわりじわりと進めていく予定です。

とは言うものの・・・やはり由良工務店の上棟日は雨が多い。

誰かが前線を引っ張り上げている？

雨が降る上棟を迎えるたび、毎度毎度繰り返される「雨男」論争ですが、大本命ホソミは今日の２現場には関与していない。

次候補ダービーで頭一つ抜けるのがエンドウではあるけれど、仇敵コンドウもかなりの実力者なのです。

一方、「彼じゃないか？」と噂に上がるサカグチ。こちらは灯台もと暗し的大穴でした。彼の（雨）的中率は神がかりの数値をたたき出していたのです。

いったい・・・？

かくいうワタシもかつては随分「雨男」と呼ばれ忌み嫌われたことあるし・・・。

結局みんなダメじゃん！というのが今のところ正しい見解のようですが、そこはそれ笑ってごまかそう。

Ｏさま、Ｔさま、どうかあきらめないで今後とも雨男集団とよろしくお付き合いください。

これからは毎木曜日（を目標に）アップしていきます。

さて、近頃は何をしてたかというと、営業マンとしての働きは抑え気味で、もっぱら由良工務店の将来へ向けての展開などを試行錯誤してました。

先日の社内ミーティング（お昼ご飯は「ゆら飯や」でした）ではその先駆けとなるであろう「小さな丹波を創る」プロジェクトについてスタッフを前にミニプレゼンしました。

まだブログで披露するほどのものでないですが、スタッフの反応は半信半疑ながら手応えのあるものだったとひとりよがってます。

それとですね、まったくプライベートなお話で恐縮ですが、不肖ながらワタクシこの度「おじいちゃん」を拝命いたしました。

いやあ、正直まさかの展開です。こんなに早くおじいちゃんと呼ばれる予定はなかったんですが・・・。

でも、不思議ですね。嬉しいんですよ。「一緒に遊ぼうなー」なんて浮かれています。

仕事もプライベートも新局面を迎え、いろいろエキサイティングな展開となりました。随時ご報告しますね！

１日に上棟を予定していた現場に引き続き今日の現場の上棟もやはり延期となった。

秋霖とは言えない激しい雨だが由良工務店では新たなる雨男疑惑が浮上した。常々、雨男とはホソミの定冠詞のはずだが、今回の現場は二棟ともホソミの関与はない。ましてや今日、彼は休暇でいないのだ。　

『ではいったい誰が・・・？』

にわかにオフィスでは疑惑のレーザービームが飛び交い、疑心暗鬼が人心を支配する。

数分後、ある男の背中に我々の視線はフォーカスされていく。

ある男。

二棟の現場ともに深く関わりを持ちながら、まったくその素振りも伺わせない。

雨男ホソミを凌ぐ降水量を自在に操り、「へへへっ！」とせせら笑っているミュータントとは・・・？

その男。

コードネームは　ＥＮＤＯＨ１３　　　口癖は「マジっすか？」　である。

中町加美区　Ｙさま、丹波市市島町　Ｆさま、雨が上がるのを待ちましょう。ひたすらに。

本日、氷上町ではめでたく上棟を迎えました。

24日の愛宕祭りが終わると丹波の秋はグッと近づいてきます。

朝の田んぼでは夜露に洗われた稲穂の葉が瑞々しく輝いていましたよね。

「秋」が来たなと実感する朝の１シーンでした。

上棟もこんな日ならすこぶる作業もはかどることでしょう。

いつだったかこの家の奥さんが・・・

「（上棟日の天気は）大丈夫！　　わたし晴れ女やから！」

と、元気に仰ったことを思い出しました。

そんな一言一言、

稲穂についた雫の一粒一粒、

何気なく繰り返す日々に感謝して秋を迎えたいものですね。

クリスマスカラーで世間が彩られる頃、この家は引き渡されます。

夏季休暇、みなさんはいかがお過ごしでしたか？

遠くで近くで送った人、目一杯あるいはのんびりと、美味しいものや冷たいものを味わったり、家族でもしくは一人で出かけたりと、それぞれのお休みを満喫されたでしょうね。

さて、お盆の中日には西脇で一軒の家の「お引渡し」がありました（写真）。

ここも思いで深い家の一つで、晴れ晴れとして少ししんみりとした心持ちの引渡しでした。

楽しかった夏休みがはかなく終わっていくような、ほら、あの気持ちあるでしょ。あんな気分になりますね。

でも、いつまでもセンチメンタルにはいかなくてですね、来週からは　―super　10days―

10日間で3軒の家を上棟します。

再び熱い家づくりストーリーが繰り広げられるわけですから、気持ちも引き締めて頑張ろうという後半戦最初のわりと真面目なブログでした。。。

「ええ、コンビニで立ち読みしてます」と答えてます。平時に普通の大人は仕事しているはずのところに、何してるんですか？って、いったいどう見えてるんだろうか。。。

・・というわけではないですが今日は私の視界に映る仕事の風景をお届けしましょう。

【お引渡し】このお宅のお子さんがキャットウォークから足をぶらぶらと・・。「おいちゃんも一緒にやろっ♪」って。

【上棟】山南町で上棟でした。

こうみえて昔は桁の上で掛け矢も振りましたが今は「危ないからあっち行っといて」・・ごもっともデス

【着工式】美容室兼用住宅の新築工事が始まります。

が、その前に施工に携わるメンバーが施主に顔合わせするイベントですね。

締めはみんなで元気に「撮りまーす。はい、チーズ！」と。

これら仕事のごく一部！をご紹介しました。特にどーしたということもないですけど。。。

全般にちょっとづついっちょがみしてるってことでしょうか？

この家で暮らす夏がもうすぐ始まるのだ。

自分たちが住む家についてイメージがどんどん湧いて、溢れて、こぼれそうになった。

難しい理科の実験のような話にワケ分かんなくなって落ち込んだこともあった。

月曜日は打合せとお客様訪問～

火曜日は地鎮祭と着工式～　　（夜はスタッフと飲み会）

水曜日は安全運転管理者講習～　＠ポップアップホール　　（休みがないよう!）

木曜日は現場下見と原稿２本～

金曜日は業務査定と予算会議～　　　真面目な１日。。。

土曜日は着工式とプライベート見学会～

　（夜は商工会のＢＢＱ）

日曜日は上棟（篠山）と自治会夏祭りのミーティング～　　（←コレ予定）

トモダチよこれが私の１週間の仕事です～　　　　ブログさぼってました　　すみません

さて、今日から氷上中学校のトライやる・ウィークが始まりました。今年も若い（当たり前か！）二人の生徒が来てくれてます。

氷上町では建設業関係の受け入れ事業所は年々減り続けて、数年前からは当社一社のみという土俵際に立ってます。

大仰に言うつもりはないですが、それでも業界の灯を「消すわけにはいかない」という思入れはあるつもりです。かつて３Ｋと呼ばれ、また折からの長引く不況風に押しやられ、揚句には後継者不足がすすんでしまった業界です。それはよく分かります。けどね、、、かといってこのまま消えて行っていい仕事じゃないんです。

旧態依然の仕組みさえなんとかすれば、まだまだイケル業界なんです。

そんなことを伝えたい。中二の諸君にどれだけ伝えられるか分かりませんが、いつか将来、仕事に向き合った時に、トライやる・ウィークで「どこかのおっちゃんがそんなこと言ってたよな・・・」と、思い出してくれたら満足です。

周回遅れでございやす。

去る五月十九日は氷上町で上棟だった。このブログでも何度か触れたが、由良工務店では「上棟日の天候は地鎮祭の日の天候に倣う」という甚だ迷惑なジンクスがある。

この日もそうだった。当該現場の地鎮祭は山がごうごうと唸りを上げるような風の強い朝で、宮司さんの烏帽子も祭壇の神饌物も吹き飛びそうな中の神事だったことを思い出した。

えてして、ジンクスは見事的中したわけだが、今回は棟梁の「ツルの一声」で窮地を免れた。

正午前、氷嚢のように重く垂れ下がった雲からポツリポツリと雨が落ちてきた。雨はみるみる路面を、庭の草花を湿らせていく。棟梁のシャツも汗か雨かの区別がつかなくなったのだが、ここで棟梁はハリネズミのように逆立った頭髪をさっと手で拭うと、「おーい、あと一時間がんばろかあ」と声を張り上げた。

雨で中断するのも、続行するのも現場のことは棟梁の判断に委ねてある。肝心なのは棟梁の勘なのだ。大工は「よっしゃあ！」とそれに答えた。自分にも、また空にも言って聞かせるように気持ちを込めていた。

結局、作業は二時前まで通して続けられ無事に上棟した。この瞬間までぎりぎり持ちこたえた雨は、たまらずタライから水があふれ出すように音を立てて降り出したのだった。

まったく今回の勘所は冴えていた。この熟達した勘というものに何度も家は助けられるものなのだ。