トルコ内で、軍隊によるクーデターが発生した。まず、ボスポラス第一、第二大橋がジャンダルマ(軍)によって、閉鎖されたと連絡があった。同時に、空港が閉鎖された。
領事館からは、外出禁止のメールが送信された。職場では、深夜にもかかわらず、電話による安否確認があった。
国営テレビTNTは軍により占拠され、途中から報道がストップした。他局は見ることができた。インターネットはfacebookやtwitterなどが規制され、アクセスできなくなった。スマホのアプリのLineは通じたので、日本と連絡ができた。Skypeでも電話ができた。
自宅からはボスポラス第二大橋が見えるが、車の流れは止まっている。クラクションが鳴り響き、群衆の歓声が聞こえる。空には、戦闘機やヘリコプターが行き来している。銃声が断続的に続いている。首都のアンカラでは、戦闘機が軍のヘリコプターを墜落させている。
銀行のATMには行列ができているという情報がある。しかし、私は安全なATMが近くにないので、預金は下ろせない。素早い人は、行動していた。
トルコ人はエルドアン大統領の呼びかけに応じて、アタチュルク空港やタクシム広場に集まり、軍を批判する行動をしている。ジャーミー(モスク)からは、平和を祈るエザン(祈り)が、深夜にもかかわらず大音量で流れている。この騒ぎに巻き込まれて、車内に閉じ込めたれている邦人もいる。
テレビは、軍の戦車やトラックを市民が取り囲み、抗議している映像が流れている。軍幹部が警察にピストルをつきつけられている映像も流れている。クーデター事態は発生から2時間ほどで抑圧された模様。しかし、市民の騒ぎは勢いを増している。
エルドアン大統領は、iPhoneのフェイスタイムで、テレビ局にインタビューに答えている。大統領は休暇中だったので、市民に軍に抗議して集まるよう呼びかけていた。本人の所在は隠されてる。
トルコに来てから自爆テロなど色々あったが、今回が一番緊迫状況である。
トルコにおける軍部による蜂起(注意喚起)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2016C189
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