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切り抜き詳細

発行日時
2017-10-15 9:00
見出し
足立慎治さん イタリアの風景描く小品展 篠山のmonoileで
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 兵庫県丹波市氷上町石生の画家、足立慎治さんが10月16―23日、「monoile」(モノイレ、篠山市大山)ギャラリーで個展「僕が歩いたイタリア」を開く。5―6月のひと月滞在したイタリアの風景画(油彩、水彩)を約35点展示する。「自分が見たもののほんの一部。一つでも心に残るものがあれば幸い」と足立さんは来場を呼び掛けている。  昨年開催された「雪梁舎フィレンツェ賞展」でフィレンツェ美術アカデミア賞を受賞した副賞で、1カ月フィレンツェを拠点に、ローマ、ベニチア、ミラノなどに滞在した。まちを歩き、美術館や教会を巡り文化を吸収しつつ、2万枚以上の写真を撮ったという。  レオナルド・ダ・ビンチの故郷の村もたずね、ダ・ビンチが描いた自然を見て、ダ・ビンチが自然から絵画技法を学んだことが実感でき、心が震えたという。  展示する作品は、日本に戻り描いたもの。はがきサイズから10号までの小品。  「外に出てみて、自分が日本人と強く意識した。日本人の強みを生かした作品を描く。現地での経験は、今後の制作の血となり肉となる。来場者にみやげ話の披露もできれば」と話していた。  午前10時―午後5時。足立さん(TEL090・1591・8543)。