友達が、蚊取り線香ストーブを作ってご飯を炊いたりとってもいい感じ!
ここはひとつ、僕も初号機で積み残しとなっている問題点を克服して、
囲炉裏クックなんぞに挑戦してみることにしました。
まずは、初号機で懸案となっていた、吸気調節機能を取り付けます。
このウッドガスストーブは、外缶の下の方から吸気し、
吸った空気は、一次燃焼、二次燃焼のどちらにも供給されます。
今回は、一次燃焼用だけ吸気を絞ることができるようにしてみました。
一次燃焼の吸気は、内缶の底に開けた無数の穴から行われます。
ここに、回転するブリキ板を取り付けて、回すと穴が閉じていく感じ。
換気フードを作った時に使ったガルバリウム鋼板の余りがあったので、
これに、内管の底をあてがって鉛筆でケガキます。
金切りバサミでケガキ線より数ミリ小さめに切っていきます。
写真のように、操作する取っ手を作っておきます。
(余り材を使ったので、取っ手が短い・・・)
少し大きめに切ってから、缶にあてがいながら、徐々にピッタリ入るように切っていくと、
うまくいきました。
今回、二号機を作るのではなく、初号機の改造でテストすることにしたので、
既存の穴にピッタリの穴をNEWパーツにも開ける必要があります。
この、適当にフリーハンドで開けた穴。
本当にうまくいくのか!
センターの穴さえ正確ならなんとかなると考え進めてきましたが、
奇跡的に、ぴったり来ているようです。
底にあてがいながらマジックで穴の位置に、
ちょんちょんと点を打っていき、ドリルで正確に穴を開けていきます。
(このへんは、ちょー地味な作業、無の境地です)
テストなので、横着してハトメでセンターを止めることに。
プレートと底が密着し過ぎると、回転が渋くなるので、
写真のようなものをブリキの端材で作って、間に挟んでカシメ、
後から抜き取ります。
そして合体!
レバーが干渉しないように、外缶の端を切り取ります。
こんな感じでレバーを回すと、ちょっとずつ穴が閉じていきます。
いい感じ!
穴が開いた焼き網の端の方の生きてるところを、丸く切り取って端を少し曲げ、
ロストルをつくってみました。
燃料と少し隙間を開けることによって、
吸気コントロール効果を最大限に引き出そうというすんぽうです。
そして、テスト改良ポイントをもう一つ。
少々手間ですが、燃料を写真のようにさいの目に刻んでみました。
これは、最初の燃焼を底のほうで行って、炉内温度を上げてから、
燃料追加を行っても、安定燃焼を続けるようにしてみたかったからです。
1段だけ燃料を入れた感じ。
丸めた紙を真ん中において、割り箸程度に割った焚付を積み上げ、
火をつけます。
残念ながら、着火時の煙が消えるまでの時間が飛躍的に短くなることはありませんでした。
一次燃焼が一気に進むと良くなるはずですが、
今回穴の数は増やしていないので、当然といえば当然の結果。
ですが、安定燃焼に入り、一時エアーを絞ると心なしか燃焼がシャープになる感じがします。
一時エアを絞ると缶の底は酸欠状態になり、底での燃焼は縮小します。
燃焼できず、熱によって木端からでる燃焼ガスが、
口元の穴から吹き出す高温エアーによって再燃焼します。
そんなイメージ(期待?)をしているのですが、
明白ではないものの、そのようになっている感じはします。
パエリアを作ろうと、ガーリックを炒めていますが、
ちょっと火が強すぎる。。
野菜類や、魚介類をサッと炒めて行きます。
うーん、いい感じです。
ひと通り具材を炒めて取り出し、大量玉ねぎを炒めたところに、米を投入。
軽くいたまったら、もどしたサフランと水を入れ、焦がさないように気をつけながら火を通します。
このへんで、燃料が少なくなって火力が弱くなってきました。
サイコロ燃料(木片)を2,3こほりこみます。
ここで、一時エアを開けて缶の底の燃焼をパワーアップすると、
ほとんど煙が出ることなく、燃焼を継続出来ました!
そして、すぐ絞ってやります。
どうでしょう、魚介たっぷりパエリア。
でも、最初の挑戦がパエリアってのは図に乗ってました。
米の芯がちょうどよくなるくらいに水分を飛ばし、
かる〜く焦げる寸前で仕上げるなんて芸当は、ガスコンロで作っても失敗しがちなのに・・・
ブイヨンを使わず、サフラン、塩と白ワイン、食材の旨味だけで勝負したのですが、
料理の出来は、奇跡的に過去ベスト3に入りそうな美味しさでした!
囲炉裏で、ストーブと料理に悪戦苦闘している間に、
相方が、ちょいちょいっと作った鶏レバーのバルサミコソテーを
我が家大根のステーキにのせた一品。
大根の甘みが濃厚レバーと重なって、最高です。
今回のテストでわかったこと。
・吸気をコントロールすれば、グッと使いやすくなりそう。
・ロストルの効果も大きそう。
・燃料をサイコロ状にして、缶の下半分で燃焼するようにすると、
燃料追加による長時間燃焼も問題なし。
さらなる課題
・吸気をもっと大量に送れるようなところから全閉まで絞れるようにしたい。
・自由に火を絞るというのはほぼ難しいので、
自在鉤のように火との距離でコントロールすることを考えないと厳しいかも。
完成形バランスは、まだまだ見つからない。
続きはそのうちに(笑)
############################
今日のごはん
############################
実は上の記事で、パエリアをチョイスするなんて図に乗っていたなどと書いてましたが、
スーパーに行く前は、アクアパッツァなんぞを作ろうと思っていたのです。
ところが!
またココモの社長にやられました。
写真の撮り方で小さく見えますが、まぁまぁの型の鱈です。
全ての計画が真っ白になり、すかさず掴んでました(汗)
初日は急遽パエリアに変更し、翌日は鱈ちり決定!
残念ながら、タラコも白子もいませんでしたが、鱈はおなかも捨てるところが殆ど無い。
きれいな肝、胃袋、腸も綺麗に掃除して頂きます。
半身でも2人では食べきれないほどの量。
無念にも雑炊まで届きませんでしたが、出汁は当然冷凍庫へいって頂きます。
ふふふ、これで一人200円〜(野菜別)。
ごちそうさまでした。
############################
今日の写真
############################
BEAMSのガムシュー。
ここ数年、気に入ってオフはほとんどこいつを履いてました。
丹波での日常は、山に入ったり、畑に入ったりと、滑りや防水性、耐汚性も大事で、
靴に要求する機能レベルはとても高い。
この靴は、全ての要件をみたしてくれて、
なおかつ、大阪で都会を歩いていても通用する、デザインの良さが気に入っていた。
しかーし、ついに甲の部分のゴムにダメージが(泣)
残念ながら、もうこの靴は売ってないみたいなので、
別のガムシューをゲットしてみました。
チョイスしたのは、ソレルのシャイアンプレミアムというガムシュー。
ソレルというだけで、あったかそうなイメージですが、
冬用ガムシューとして、またまたお気に入りになりそうな感じ。
さて、暖かい時期はどうしようかな。
BEAMSのガムシューはリペアするとしても、暖かくなる前にみつけなくっちゃ(笑)