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切り抜き詳細

発行日時
2017-4-30 9:00
見出し
阿漕ヶ浦
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4982 阿漕ヶ浦への外部リンク
記事詳細
 孫のユウジンの大学進学のための引っ越しの手伝いで、初めて三重県の津市へ行った。三重県というと同じ東海地区の近場でありながら、伊勢と志摩の観光地以外はあまり関心がなく行ったこともなかった。ことにすぐ近くの四日市は、大気汚染の公害地域というマイナーなイメージばかりが優先していた。春休みの真只中と週末が重なり、東名阪は大渋滞、岐阜から三時間半かけて津市に到着。  必要な物を買いにショッピングモールへ出かける途中、「阿漕ヶ浦」という標識が目に入る。「今の標識、あこぎがうらだったよね、そうか、津市にあるんだ」と感動している私に、受験勉強の名残か、ユウジンが「あこぎなことって、際限なくむさぼることだよね。」と言う。さらに「語源は津市の漁夫平次が、禁漁区で密漁をしてとられえられたことからついた名前だね」とスマホで調べてくれる。阿漕ヶ浦は伊勢神宮に供える魚を獲るための禁漁域であったとか。「ちょっと立ち寄ってみたい」と言う好奇心全開の私。三人で降りた浜辺はとても静かで、まさに春の海という感じ。砂にうもれた桜貝を拾ったり、波音に聞きほれ、沖のタンカーをしばし眺めて、みんな忙中閑。  娘が「ここはまさに、デイトスポットだねぇ、彼女ができたら来れば」と言う。「ほんと、いいねぇ」と私。「それどころじゃないよ」と孫。独り息子の彼女なんて、ほんとは許せないくせに、と心の中でうそぶきつつ、「彼女ができたら、岐阜へ連れておいで」と言う私。三人三様の想いに春の波音が優しく響いていた。