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切り抜き詳細

発行日時
2019-4-5 21:16
見出し
経年変化が居心地をつくる家族、仲間と、美味しいものを囲む家〜#01 飯尾醸造5代目 飯尾彰浩さん 〜
リンクURL
https://aria-kyoto.jp/lives/interview/1136/ 経年変化が居心地をつくる家族、仲間と、美味しいものを囲む家〜#01 飯尾醸造5代目 飯尾彰浩さん 〜への外部リンク
記事詳細

思い出を積み重ねる家具が、人生の居場所をつくる。私たちは家具をとおして、人の居心地のよさをつくりたいと思っています。一方で〝居心地のよさ〟を構成する要素は、人それぞれ。
Livesでは、さまざまな人の居心地の良さを探求するため、その人の居場所を訪ね、お話を伺います。

初回に訪れたのは、京都・宮津市で125年続く飯尾醸造5代目の飯尾彰浩さんのお宅。飯尾醸造は創業以来、ほぼ変わらぬ製法でお酢づくりをされています。

また、イタリアンレストラン「アチェート」も立ち上げた飯尾さんは、時々お店に立って接客もされています。

そんな飯尾さんは奥さまと娘さんの3人家族。2018年春に新居を建てられた際には、家具のディレクションをARIAスタッフ・小池にご依頼いただきました。飯尾さんと小池は高校時代の同級生ということもあり、公私共々つながりがある方です。

お酢屋の5代目でレストランのオーナーでもある飯尾さんが、ご自宅ではどんな時間を過ごされているのでしょう。そして飯尾さんが思う〝居心地のよさ〟とは?お話を伺いました。

家より先に、
ダイニングテーブルとキッチンがあった。

-ご自宅の設計で大切にされたことはありますか?

飯尾さん
新しいものがあんまり好きではないんです。外壁もヒビが入っても味になるよう、モルタルで黒漆喰みたいにしてもらったり。

飯尾さん
照明や洗面台の鏡も、オークションサイトで古いのを探しました。商品のリンクを小池くんに送って「どう思う?」と相談していましたし。

小池(ARIA統括マネージャー)
ARIAでテレビボードとか食器棚を作らせてもらったり、他にもダイニングテーブルの照明とか、オークションで買うものほとんど全ての相談が来ていました。

小池
実はこの家、設計の前にダイニングテーブル(SH900 EXTEND TABLE)とキッチンは先に決まっていて、間取りもこの2つがありきで設計されています。

-なぜこのダイニングテーブルを選んだんですか?

飯尾さん
ARIAでYチェアのペーパーコード(座面部分の素材)を張り替える実演があったときに、たまたまこのテーブルがあって。家にちょくちょく友達やお客さんが来るので、伸びるテーブルがよかったんです。


-お友達はどれくらいの頻度でいらっしゃるんですか?

綾子さん(飯尾さんの奥さま)
月に2~3回くらい。友達や私の兄妹家族も…。このテーブルは最大12名座れますが、多くなる場合はテレビボードがベンチに代わりますので、そちらへ座っていただいて立食形式を楽しんだり。


-システムキッチンも先に決まっていたんですよね。

飯尾さん
妻が勤めていたメーカーのものです。新宿のショールームで著名シェフや料理研究家の方々が実際につかわれていたものをお下がりで。

綾子さん
偶然にも、当時主人がこのキッチンを使って料理家向けにお酢のワークショップをやったこともあったんです。

-お二人にご縁のあるキッチンなんですね。奥さまは当時、どんなお仕事されていたんですか。

綾子さん
キッチンメーカーでプランニングや事業企画の担当をしていました。キッチンがどう使われて、どういう食の楽しみ方が生まれるのか、食文化の視点から考えたり。料理家さんとお仕事をさせてもらう機会も多く、よく料理現場にもいましたね。

綾子さん
今は飯尾醸造で管理業務の仕事が主ですが、蔵でお酢を使った料理の取材があれば、義母と一緒に料理をしたりしています。
あとは仕事に関係なく、おいしいものを食べることも作ることも好きな家族なので、このキッチンで自由に作っています。

〝経年劣化〟ではなく、
〝経年変化〟を楽しめるもの

-お気に入りの家具はありますか?

飯尾さん
リビングの照明と、ドロップチェアです。
チェアはリビングの窓際に置いて、日光浴をさせています。今はまだ新しい色味ですが、20年ほど経って、娘が成人する頃に味わい深くいい感じになるかと。

飯尾さん
味が出て来るものが好きで、〝経年劣化〟ではなく、〝経年変化〟が楽しめるものが好きです。
テーブルも、端っこがかけたり傷がついたりしても、それはそれで味になっていいな、というものを集めるようにしていて。革も漆も、使っているうちにいい色になってくるじゃないですか。

飯尾さん
家具だけでなく、30年着てる父から譲り受けたダッフルコート。
高校の時も着てるから、小池くんもよく知っている。

綾子さん
そうそう、食事の道具も。家族でいつも使う道具がこちら、「めぐる」の漆器です。国産の栃の木の素地に上質な日本産の漆を丁寧に塗った会津漆器。結婚してからほぼ毎日使っていますが、どんどん味が出てきますし、塗り直しもできますので一生使えるものですね。一汁一菜の生活です。

連鎖が居心地をつくる

-飯尾さんが考えられる心地よさって何でしょう?

飯尾さん
自分の好みのものがある空間は心地よいです。

綾子さん
それと、好きな仲間と一緒に美味しいものを囲んだり楽しい時間を過ごしたりすることが、彼にとって心地よいんでしょうね。

飯尾さん
家もそうだし、町の単位でも同じかな。アチェートというレストランも、丹後という町が自分にとって心地よくあれば観光地としても栄えるだろうし、住んでる人にとっても心地よいはず、と思っています。

飯尾さん
あとはうまいもの。仕事柄、食材はいいものが手に入るので、それを一緒に食べながら、これはどこで買える、という話になればいいなと。
例えばこの醤油にしても僕の後輩が作っていて、それを友人に知ってもらい彼の売り上げにもつながったらいいし、そういう風に連鎖してけばいい。

綾子さん
家具もそうなんです。遊びに来た何人かの友人に、どこの?と聞かれて。例えばこのYチェアを気に入ってARIAさんで購入した友人もいますし、テトラクッションを購入した友人も…。ゆくゆく全面リフォームを計画しているから、その時は家具はARIAさんに、という方もいました。

飯尾さん
小池くんにフィーをあげてもらうことで、うちに15%入ってくる…。

一同

飯尾さん
冗談抜きで、物を買うときに「何を買うか」は重要だけど、「誰から買うか」も大事だから。自分がお金を出すんだったら気持ちよくお支払いしたいし、自分とつながりのある人から分けてもらう方がいい。友人知人もその感覚を持っている人が多いですね。

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