もう時効だから話しますが
数年前に年間数百棟も建てている
都心のパワービルダーさんからの
問い合わせで、
ウチの家はデザインが格好良くないと言われるので
芦田さん手伝ってくれませんか?と言うオファーが
あったのですが、相談する人を間違ってるんとちゃうか
と思いながらも、話を聞いてみると
間取りは決まっているので、それは触らずに
外観だけ格好を付けて欲しい、と言うのです。
所が、そのプラン(間取り)が良くない
プランのまずさをごまかすために、
平面上に変な凹凸が出来ている
どのプランもこのプランも
どうしようもないのです。
この状態で外観だけ、と言われても
しようが無いので、
「これはプランがまずいから、そう言われんじゃあないですか?
先ずプランを上手にまとめることを考えるべきですよ。」
とお答えしたのですが、その後先方からお断り的なお返事があり
縁も切れてますので、その後どうされてるのか全く分かりません。
そう、外観だけ格好つけることを「デザイン」と
思ってらっしゃったのですが、そうではないですね
デザインとは表面的な事をするだけと捉えられるかも
しれないのですが、そうではありません。
私が言いたいのはトータルデザインです。
プランに始まり、外観のこともしかり、耐震のこと、温熱のこと、
快適性のこと、資金計画のこと、暮らし方、メンテナンスのこと
庭のこと、住まいづくりに関わる全てのことをひっくるめて、
トータルで考えることが本当の「デザイン」と言うのです。
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