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切り抜き詳細

発行日時
2017-4-27 8:47
見出し
古材古建築との向き合い方 その2
リンクURL
http://www.ashida-as.com/modules/blog/?p=4300 古材古建築との向き合い方 その2への外部リンク
記事詳細

この古材の有効活用を目指し、

新築する際に再利用したい、

と言った、お話が時々あります。

再利用するためには、

丁寧に解体する必要があります。

只、組んでいた状態から拘束を解かれると

必ずと言う訳ではありませんが材料は動きます。

捻じれる、割れる、反ると言った現象です。

又、材料には組むために色んな仕事が施されています。

仕事と言うのは、加工と言う事です。

継手、仕口、ほぞ穴、間柱欠き、などなど

一旦使った材料を再利用するためには

多かれ少なかれハードルがあります。

捻じれる、割れる、反ると言った現象の場合、

再び組むために適正な形状を確保出来る範囲まで

切り落とす必要があり、長さが短くなると

使用できる部位が限定されます。

そうすると、構造材として使用するのではなく

意匠的なワンポイントとして利用することも考えないといけません。

もっとも、大人しく元の状態に近い状態でいてくれる木ならば

利用もし易いのですが、大人しい木の割合を読みにくいため

あえなくスクラップ解体の道を選んでしまうケースも多いように思います。

いずれにしても、このケースは、手間暇が掛かります。

古材古建築の再利用を反対している訳ではなく

一気にくちゃっと、スクラップ解体するのに比べえると、

手間暇が掛かると言う認識をお持ちいただければと思い

今回のテーマを取り上げてみました。


 

写真は新しい材料の例です。新しい材料はこのように

色んな加工が施されています。

再利用するためには、この加工形状を保ったまま解体する

必要がありますが、この加工形状は解体することを

前提としてしていないため、一旦組んだものを

分解しようとすれば、一部が破損することもあります。

仮に分解できるように緩く加工していると、

建物全体の強度にも影響を与えるために

そんな事が出来ないと言う実情があります。

昔は1本の材料でも長い物がとれたため

再利用するために材料を短くしても未だ

事足りた、さしずめそのような事情の違いが

あったように思います。

新しい材料継手仕口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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